日曜日, 7月 02, 2006

鹿島行き高速バス

かねてから乗客数が少なくて、京成バスの撤退は時間の問題と思われていた鹿島行きの高速バスが2006年7月1日からついに関東鉄道による単独運行になった。

関東鉄道は、鹿島から幕張、東京ディズニーランド経由東京テレポート駅行きのバスだけでなく、鹿島から羽田空港行きのバスも運行しており、こちらは京浜急行との共同運行である。前者の路線は需要が乏しい一方で、後者はまとまった需要があり、しかもどちらも鹿島からの往復需要である。

したがって、鹿島から羽田空港行きのリムジンバスを幕張やディズニーランドに停車させて前者の路線の乗客を羽田行きリムジンバスに便乗させる形にすれば運行コストを節約するか、あるいは増便することができる。羽田寄りの幕張羽田間とか東京ディズニーランド羽田間でも乗車できるようにすれば、この区間のリムジンバスの補完になる。これについては既に京浜急行がこの区間のリムジンバスを共同運行しているから問題ない。

鹿島発の便で幕張や東京ディズニーランドで空席があるときにそこから乗客を乗せても鹿島からの乗客の不利益にはならない。逆に羽田発の便で幕張行きの乗客ばかりだと鹿島行きの乗客が乗れなくなってしまう恐れがあるので、区間利用の座席数を制限する必要があるかもしれないが、羽田発のリムジンバスは切符売り場で切符を購入する形式なので、座席数の制限は可能である。

できれば鹿島発東京駅行きの高速バスも、道路が渋滞する時間帯に海浜幕張駅に停車して、電車に乗り継げるようにした方が便利である。鹿島から東京へ行くには事実上バスしか手段がないが、だからといって湾岸習志野インター以西の渋滞に巻き込まれるしか術がないのでは不便である。渋滞回避が目的だから、東京駅発の便を海浜幕張駅に停車させる必要はない。どのみち東京駅と海浜幕張駅との間で高速バスを走らせても区間利用の乗客は見込めない。幕張鹿島間については、前述の通り乗客が少ないので羽田行きリムジンバスに便乗させれば十分である。

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