日曜日, 3月 27, 2016

国道357号東京港トンネル西行き開通

2016年3月26日午前6時に国道357号東京港トンネル西行き台場大井間が開通した。東行のトンネルの開通は3年後の2018年度の予定である。今まで東京港トンネルを通行する場合には首都高速湾岸線を通らざるをえなかったが、片方向だけとはいえ一般道部が開通したことから、この区間の交通、特に大井埠頭方面のトラックが首都高速から一般道にシフトして、首都高速湾岸線の混雑が緩和することが期待される。特に幕張から羽田空港や東京駅方面への高速バスが渋滞の影響を受けにくくなるのではないか。3月26日は土曜であり、まだ開通の効果は出ていないが、3月28日月曜からはこの区間のトラックがシフトすることが期待される。

現在はお台場中央交差点を過ぎたところから東京港トンネル行の道路が右側に分岐している。本線なのに右側に分岐しているのは一見するとおかしいが、実はこれは完成形ではない。首都高速湾岸線の臨海副都心出入口を、4種道路から3種道路を跨ぐ形にする立体化工事が行われており、そのため東側に仮設の出入口が設けられている。立体化工事が完成して仮設の出入口が撤去されると、今まで仮設出入口として使われていたスロープが国道357号の東京港トンネル方面の道路に転用され、お台場中央交差点の下を3種道路のアンダーパスが通ることになる。この際には、有明方面からの本線が3種道路のアンダーパスと直結し、4種道路が左側に分岐する予定である。お台場中央交差点を過ぎたところにある分岐路は、お台場中央交差点からこのアンダーパスへの連絡路になるため、右側分岐なのである。

臨海副都心入口の立体化工事は平成28年度完成予定であり、それからしばらくすると西行きの3種道路が完成することだろう。同様に、臨海副都心出口の立体化工事は平成29年度完成予定であり、東京港トンネル東行きの完成予定が平成30年度であることから、こちらは最初から完成形で供用されるものと予想される。詳細は首都高速の「臨海副都心入口仮移設」と「臨海副都心出口仮移設」を参照のこと。

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