土曜日, 6月 06, 2020

第二湾岸への高速道路建設

2020年5月26日に開催された、第2回「千葉県湾岸地区道路検討会」において、高谷JCTから蘇我ICまたは市原ICまで高速道路を建設すべく、ルートを検討する方針が確認された。この区間に高速道路が建設されれば船橋市内の湾岸道路や千葉市内の京葉道路の混雑緩和が期待される。

もともとこのエリアの埋め立て地の海岸沿いには第二湾岸の一般部として県道15号があるが、その南側の東は新港の清掃工場まで西は船橋の食品コンビナートまで、高速道路用地が確保されおり、千葉市内では空き地だが、習志野市内や船橋市内では駐車場として使われている。ここに高架式の高速道路を建設すると、一般部に日影が差すことで環境側道として機能している。埋立地なので掘割式は現実的でないし、もともと人の住まないエリアなので高架であっても騒音が問題になるような場所ではない。しかし西側は三番瀬の埋立が頓挫したことから道路用地が途切れている(一般部の県道15号は若松交差点で国道357号と交差し県道8号船取県道とつながっている)。

いまさら追加で埋め立てるのは現実的ではないので、埋め立て地の両側の海上に橋を架けて結ぶしかないのではないか。船橋食品コンビナートの辺りで上り勾配を作って三番瀬を径間の長い橋で越える。高谷側は工場が立ち並んでいるが、南北に通る太い道の東北東側に緑地帯があるので、そこに高架橋を立てられそうである。高谷JCTの接続部はかなり複雑になりそうだし、既にかなり高い所にランプウェイが通っているので、そのさらに上を通すとなると技術的に難しそうである。

蘇我ICに向かう道は、千葉港を橋で結んで、国道357号の西側の空き地や運河の上に高架橋を立てることまでは予想できる。蘇我ICの立山方面出入口周辺が農地なのでそこを買収してJCT用地にする感じだろうか。市原ICに向かうためには、JFEの製鉄所の海側に橋を架けて養老川沿いに高架橋を立てて国道297号市原バイバスに並行して館山道に接続させるのだろうか。しかしこれだと多数の橋を建設することになり、費用と工期がかなりのものになりそうである。蘇我IC付近の用地買収に失敗することがなければ蘇我ICで接続するのが現実的ではないか。

通過交通が分離されて渋滞が解消されるだけでも地元にとってはメリットが大きいので、途中にインターチェンジを設置するまでもないように思えるのだが、マリンスタジアムの西側に空き地があるので、インターチェンジ用地にできないこともない。広大な用地があるので、パーキングエリアも設置できるのではないか。

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