幕張5丁目交差点で、高速道路用地として確保されていた中央分離帯をなくして本線を中央寄りに寄せる改良工事が行われ、2023年5月10日から運用が変更になった。これは歩行者や自転車の横断距離を短縮するためのものである。それに合わせて従来第三通行帯が右側に増えていたのを改め、左側に第一通行帯が増えるようにされた。中央分離帯はもともと幕張インターチェンジから高架の高速道路を延伸するための用地として確保されていたが、その可能性はもうなくなっており、代わりに東関東自動車道の検見川・真砂スマートインターチェンジから千葉方面へのアクセスを容易にする予定である。検見川・真砂スマートインターチェンジから東側は高架道路の建設ではなく、既存道路の6車線化で対応することになり改良済である。
もともと幕張5丁目交差点は左折車が多く、そのうえ横断歩行者も多いので左折待ちの左折車が詰まっており第一通行帯が混雑していた一方で、右側に増えた第三通行帯があまり活用されていなかった。改良後は本線走行車両は第二第三通行帯を通行するようになり、主に左折車が左側の第一通行帯に車線変更するようになった。幕張5丁目交差点から西は道路沿いに商業施設が多く、出入りする車で流れが阻害されやすいので、通過交通を第二第三通行帯に誘導するのは理にかなっている。
もっとも、幕張インターチェンジ手前で第三通行帯がなくなってしまうことに代わりなく、右折車も一旦第二通行帯に合流しなければならないので第二通行帯が混雑する。第一通行帯は幕張インターの東京方面行き入口に直結しているので第二通行帯ばかりが混雑する。しかし、もともと幕張インターから西の国道14号は2車線しかないので、こればかりはどうしようもない。