2007年1月5日に、海浜幕張駅と京成幕張駅とを結ぶ京成バスの路線が開設される。既に千葉シーサイドバスが海浜幕張駅と総武線の幕張駅との間の路線バスを運行しているが、幕張駅のバス停まで遠回りである。それに対して、京成幕張駅のバス停は、線路の下をくぐる前の所にあるので、距離と所要時間の面では有利である。
朝ラッシュ時はハイテク通り経由で15分間隔、日中はハイテク通りを経由しないで30分間隔、夜はハイテク通り経由で20分間隔、週末は、終日ハイテク通りを経由しないで30分間隔である。運賃は160円であり、これは千葉シーサイドバスの運賃と同じであり、幕張本郷駅発着の路線での210円よりも50円安い。京成電車の運賃がJRよりも少々高くても、その運賃差を吸収してくれそうである。
京成としては、幕張本郷駅発着だとJRにばかり客を取られては面白くないから、空いている裏ルートとして、京成幕張駅発のルートで乗ってもらいたいのだろう。京成幕張駅はJRの幕張駅と離れているから、京成千葉線に乗ってくれる人も出てくるかもしれない。せっかくお金をかけて京成幕張駅前のロータリーをバス用に整備したのだから、これからいろいろ活用されるのではないだろうか。
せっかくだから、幕張本郷駅発着の幕張学園循環線も、京成幕張駅まで延長すると便利そうである。
できれば、ベイタウン線と繋げてくれると、ベイタウンから総武線または京成線の駅へ通しで乗れるので、千葉駅方面に行くときに便利である。幕張本郷行きと違ってさほど乗客が多くないだろうから、ベイタウン線の車両でも十分にまかなえるはずだし、千葉へ行くのにいちいち幕張本郷駅を経由するのでは遠回りだが、その点、たとえ海浜幕張駅経由になろうとも、京成幕張駅発着なら距離と所要時間の点で有利である。
同時に、海浜幕張駅周辺を走っている100円バスが、海浜幕張駅で系統分断され、ハイテク通り循環と、マリンスタジアム・コストコ行きとに分かれるようである。たしかに、それぞれ目的地の性質が異なり、通しで乗る乗客がほとんどいないからだろう。特に週末にハイテク通り循環路線を走らせても需要が全然ないから、車両と乗務員をコストコ方面に振り向ける方が賢明だろう。
そういえば、海浜幕張駅からイトーヨーカドー経由の幕張本郷駅行きのバスを、平和交通だけでなく千葉シーサイドバスも運行しているが、どちらも本数が少なく乗客も少ない。ただでさえ乗客の少ない路線なのに千葉シーサイドバスまで参入してくるというのはよくわからない。ともあれ、海浜幕張駅とイトーヨーカドーとの間は、3社合わせるとそこそこの本数になりそうである。
日曜日, 12月 31, 2006
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