月曜日, 9月 23, 2013

谷津船橋インター供用開始

2013年9月20日15日に、東関東自動車道の谷津船橋インターの供用が開始された。谷津船橋インターは湾岸習志野インターと同様に東京方面向けのみで利用できるインターチェンジで、しかも湾岸習志野インターから2kmほどしか離れていない。そんな所になぜインターチェンジができたのかというと、近くの国道357号線若松交差点付近の混雑緩和のためである。

若松交差点は、国道357号線の北側が県道8号線(船取県道)、南側が県道15号線で、特に南側は物流の拠点が多く立地しているために交通量が多い。そのため交差点で信号待ちの列が延びて渋滞が多発していた。そこで、南側の倉庫街から東京方面に向かう大型車が若松交差点を通らずに東関道に入れるようにすることで若松交差点の交通量を減らそうという狙いである。そのため、谷津船橋インターは国道357号線に接続しているだけでなく、県道15号線にも接続している。

それならば最初から湾岸習志野インターまで迂回すれば良さそうにも見えるが、湾岸習志野インターは国道357号線にしか接続しておらず、習志野という名前とは裏腹に、最寄りの交差点は運転免許センター付近の浜田交差点である。実質的には谷津船橋インターから3km以上離れている。これだと習志野市の沿岸部や船橋市からでは遠回りすぎる。

狙い通りに若松交差点での交通量が減少したかどうかはしばらくして統計の数字が手に入るまでわからないが、ぱっと見たところでは、谷津船橋インターはそこそこ利用されているように見える。

谷津船橋インターができたことで、船橋市習志野市から東京方面への高速バスが開業すれば、このエリアからの通勤が便利になるだろう。谷津船橋インターのすぐ近くに京成バス新習志野高速営業所がある。ここはかつては茜浜車庫という京成バスの路線バスの車庫だったが、路線バスの車庫が芝園に移転した跡地に船橋市宮本にあった京成バスの高速バスの車庫が移転してきた。東京発着の京成の高速バスの入出庫を活用すれば比較的容易に路線を開設できるだろう。現状では東京発着の京成の高速バスは東雲車庫まで回送されているが、東京駅から東雲車庫まで30分以上かかっており、しかもこの区間を乗客を獲得できる見込みは無い。同じ時間をかけるなら新習志野高速営業所まで回送することにして、その区間でも営業運転すれば、その分収益が増えるし、回送車両の活用ならば採算ラインも低くて済む。

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