土曜日, 10月 29, 2022

検見川立体

10月17日開催の第3回関東地方整備局事業評価監視委員会において、(仮称)検見川・真砂スマートICの整備に併せて必要となる、千葉西警察入口交差点と稲毛浅間神社前交差点の連続立体である「検見川立体」事業が了承された(千葉国道事務所)。

立体交差化されるのは東行(千葉方面)のみで、国道14号で国道357号の合流地点から3車線に拡幅され、検見川陸橋付近で検見川・真砂スマートIC出口からの合流を経て、千葉西警察署入口交差点手前から稲毛浅間神社前交差点の先まで立体交差が新設される。高速道路の出口は湾岸習志野ICや湾岸千葉ICと同様の右側合流なので、立体交差に入りたくない場合には、側道側まで車線変更する必要がある。

スマートICを出てそのまま立体交差に入ると、運輸支局前交差点まで大きな交差点はなく、その先数箇所の交差点を経て登戸のアンダーパスに入れるので千葉方面へのアクセスが大幅に向上するだろう。

気になるのは国道14号と国道357号との合流部で、現状では信号によって交互に進入していることから信号待ちの列が発生している。しかし、合流部から千葉西警察署入口交差点までも混雑しているので、3車線に拡幅されれば合流部から先の混雑は緩和されるだろう。
また、スマートIC出口は検見川陸橋の手前にあるが、ここには信号があるので信号待ちで詰まる可能性がある。出口をもっと東側に設置すると立体交差の分岐部を作るスペースがなさそうなので、立体交差の方を優先させたのだろう。

西行は、千葉西警察署入口交差点の先で3車線から2車線に絞られているが、絞られる一番右の車線がそのまま検見川・真砂スマートICの入口になる。スマートICの入口の分岐は検見川陸橋の手前にある。これは検見川陸橋のすぐ先で国道14号と国道357号との分岐があるためである。西行には立体交差が設置されないが、これも国道14号と国道357号の分岐があって合流部のスペースを確保できないためではないか。西行は分岐する方なので東行ほどには渋滞しない。

日曜日, 10月 02, 2022

検見川・真砂スマートICの事業許可

2022年9月30日に国土交通省は検見川・真砂スマートICの事業許可をした(国土交通省プレスリリース)。 供用開始予定時期については公表されていない。場所は千葉西警察署入口交差点付近で、東京方面への出入りのみのハーフインターチェンジ。湾岸習志野ICより手前から高速に入れることで、東京方面への所要時間が7分短縮される見込み。

現状、国道357号の東行は国道14号との合流部での信号待ちと千葉西警察署入口交差点での信号待ちによって通過に時間がかかっている。国道357号と国道14号それぞれ2車線の道路が合流して千葉西警察署入口交差点まで2車線に減らされているのでここで待ち行列ができる。また、ラッシュ時には中瀬交差点の入口で待ち行列ができる検見川・真砂スマートICができれば、この渋滞をバイパスできる。所要時間7分短縮の大半はこの渋滞を回避することで実現するのではないか。

国道357号の西行は千葉西交差点入口交差点までは3車線だが、その先で2車線に減り、国道14号と分岐するとそれぞれが2車線になるので、ここもボトルネックになる。東京方面の車が検見川・真砂スマートICから高速に入れば右車線が1車線減少する分が高速の入口になるだろうから、車線減少の影響を軽減できる。

インターチェンジ用地は本来確保されていた3種道路用地を流用するのではないか。国道357号は立体交差のバイパスの3種道路と側道の4種道路とから成り、千葉市内では浜田立体と登戸のアンダーパスが3種道路である。かつては千葉西警察署入口から千葉方面に3種道路を高架で延ばす計画があったが、千葉西警察署入口交差点から千葉寄りは4種道路を片側3車線に拡張する計画に変更され、拡張工事はすでに完了している。

しかし千葉西警察署入口交差点から東京寄りは依然として片側2車線のままでボトルネックになっていた。ここも3種道路用地を使って片側3車線に拡張してほしかったが、スマートIC用地に転用する前提であれば残っていた理由が理解できなくもない。

千葉から羽田空港行のバスがどうなるかというと、乗客の大半は海浜幕張エリアで乗降するので従来通り湾岸習志野IC経由のままではないか。検見川浜駅のバス停もマリーナストリートの東京寄りにあるので、検見川浜駅を経由してから検見川・真砂スマートICに入ろうとすると遠回りになる。

羽田から稲毛駅経由四街道行のバスは検見川・真砂スマートIC経由になって所要時間が短縮されるのではないか。