2022年9月30日に国土交通省は検見川・真砂スマートICの事業許可をした(国土交通省プレスリリース)。 供用開始予定時期については公表されていない。場所は千葉西警察署入口交差点付近で、東京方面への出入りのみのハーフインターチェンジ。湾岸習志野ICより手前から高速に入れることで、東京方面への所要時間が7分短縮される見込み。
現状、国道357号の東行は国道14号との合流部での信号待ちと千葉西警察署入口交差点での信号待ちによって通過に時間がかかっている。国道357号と国道14号それぞれ2車線の道路が合流して千葉西警察署入口交差点まで2車線に減らされているのでここで待ち行列ができる。また、ラッシュ時には中瀬交差点の入口で待ち行列ができる検見川・真砂スマートICができれば、この渋滞をバイパスできる。所要時間7分短縮の大半はこの渋滞を回避することで実現するのではないか。
国道357号の西行は千葉西交差点入口交差点までは3車線だが、その先で2車線に減り、国道14号と分岐するとそれぞれが2車線になるので、ここもボトルネックになる。東京方面の車が検見川・真砂スマートICから高速に入れば右車線が1車線減少する分が高速の入口になるだろうから、車線減少の影響を軽減できる。
インターチェンジ用地は本来確保されていた3種道路用地を流用するのではないか。国道357号は立体交差のバイパスの3種道路と側道の4種道路とから成り、千葉市内では浜田立体と登戸のアンダーパスが3種道路である。かつては千葉西警察署入口から千葉方面に3種道路を高架で延ばす計画があったが、千葉西警察署入口交差点から千葉寄りは4種道路を片側3車線に拡張する計画に変更され、拡張工事はすでに完了している。
しかし千葉西警察署入口交差点から東京寄りは依然として片側2車線のままでボトルネックになっていた。ここも3種道路用地を使って片側3車線に拡張してほしかったが、スマートIC用地に転用する前提であれば残っていた理由が理解できなくもない。
千葉から羽田空港行のバスがどうなるかというと、乗客の大半は海浜幕張エリアで乗降するので従来通り湾岸習志野IC経由のままではないか。検見川浜駅のバス停もマリーナストリートの東京寄りにあるので、検見川浜駅を経由してから検見川・真砂スマートICに入ろうとすると遠回りになる。
羽田から稲毛駅経由四街道行のバスは検見川・真砂スマートIC経由になって所要時間が短縮されるのではないか。
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