日曜日, 9月 03, 2006

新木場駅

新木場駅はラッシュ時には処理能力の限界をきたしている。階段と改札が狭く、階段を下りるための行列がホームにまで伸びている。

駅を拡張できないものかと思うものの、線形上の理由により大がかりな土木工事の余地はない。

理想的なのは有楽町線の線路を京葉線の線路で挟み込む代々木上原みたいな形なのだが、これはどうやっても無理である。

有楽町線が新浦安まで延伸されれば便利になるだけでなく運賃も安くなるのだが、たしかに京葉線には複々線用地が確保されていて、高架橋を建設するだけなら1キロ当たり100億円くらいで建設できるものの、荒川の橋をかけるのに莫大な費用がかかってしまう。いくら資金に余裕のある東京地下鉄といえども新規に荒川に橋をかけるのは無理だろう。

りんかい線との直通運転は、現状では運賃収受上の問題があるため無理だし、当初の計画だった有楽町線との直通運転にしても今では線路をつなげることが不可能である。有楽町線の線路をりんかい線の線路に無理矢理つなげればできないこともないのだが、平面交差が発生してしまう。それに、有楽町線の車両が京葉線に乗り入れる分には問題ないだろうが、JRの側で地下鉄直通車両を用意しなければならないし、ただでさえ西武池袋線や東武東上線と直通運転しており、さらに13号線の開業によって東急の電車まで入ってくるとなると、運用が複雑すぎて、遅れたときにとんでもない所にまで影響が出てしまう。

新木場に上りホームを増設するというのは一見するとできそうに見えるものの、有楽町線の真上はコンコースになっており、階段と改札口を設置する場所がない。

物理的に可能なのは、京葉線ホームの東京寄りの端に階段を設置して、有楽町線コンコースとつないで中間改札を設置することと、京葉線蘇我寄りの端に階段を設置してりんかい線コンコースとつないで中間改札を設置することくらいである。ただし、JRはSuica定期券で東京地下鉄は磁気定期券であり、磁気化券なら自動改札に2枚投入できるが、ICカードは2枚同時に処理できないので、ICカード時代には中間改札を設置するのが困難である。

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