月曜日, 6月 04, 2012

幕張から東京駅・銀座行の高速バス開業

2012年6月4日に幕張地区から東京駅・銀座行の高速バスが開業した。運行主体は平和交通あすか交通であり、両者ともに同一グループである。

ルートは2種類あり、1つは幕張ベイタウン・コロンブスシティを経由するもの、もう1つは幕張メッセやビジネス街を経由するものである。時間帯によってルートが異なり、東京方面は午前中は幕張ベイタウン経由、午後はビジネス街経由であり、東京駅発は午前中はビジネス街経由、午後は幕張ベイタウン経由である。すなわち幕張ベイタウンから東京方面への移動の需要と、東京駅から幕張のビジネス街への移動の需要を満たすものとなっている。

運賃は幕張地区から現金だと800円、ICカードだと720円である。海浜幕張駅から東京駅までの普通運賃が540円なので、駅の前後のバス代や地下鉄代を考慮すれば意外と安い。幕張ベイタウンといっても、ミラリオのように駅から遠い所からだと駅までバスに乗ることになるだろうし、京葉線東京駅の立地が良くないので、歩く距離が長い。銀座から京葉線東京駅へも、地下鉄を利用できないので、結局長い距離を歩くことになる(あるいは東京駅丸の内南口行の都04系統または都05系統で東京国際フォーラム前下車、運賃200円)。夜は東京駅から座って帰ることができるとはいえ、銀座から東京駅まで歩くと15分くらいかかり、東京駅で15分くらい待ち、各駅停車で40分近くかかるので、それならば銀座からバスで1時間の方が楽である。東京方面へは朝の通勤時間帯にも運行しているので、確実に座れるバスの方が快適だし、トータルの所要時間も大差ない。定期券を持っていないならバスの方が圧倒的に有利だろう。

京葉線といえば年に数日強風で運休する日がある。最近は防風壁が設置されて従来に比べればだいぶ改善されたとはいえ、それでもダイヤの乱れる日がある。電車よりもバスの方がまだ風に強いので、そういうときに移動の手段が確保されるのはありがたい。強風の日には増車してくれるのだろうか。

新浦安からも同様の東京駅行の高速バスがあり、幕張でも実現しないものかと思っていたが、遂に実現した。最初は控えめな便数だが、乗客が増えれば増発も期待できるのではないだろうか。

平和交通は深夜急行バスも運行しており、銀座・東京駅から幕張ベイタウンへは現金2500円、ICカードで2000円である。一方、早朝に1本だけ運行されていた東京駅行の高速バスは6月1日限りで運行終了したので要注意である。

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