木曜日, 5月 06, 2010

特急に乗ってみた

海浜幕張駅では、ラッシュ時を除き特急が停車するが、なにぶん朝の上りと夜の下りは海浜幕張に停車しないので、なかなか利用機会がない。平日はおろか土休日ですらラッシュ時間帯には特急が停車しない。しかし、休日に東京に出るときには時間帯が合えば特急を利用することができる。

上りは海浜幕張発11時12分の列車から1時間おきに利用できる。下りは東京駅発16時の列車まで1時間おきに利用できる。かつては外房線のわかしお号と内房線のさざなみ号をが合わせて30分間隔だったが、アクアラインと高速道路の開通によってさざなみ号の乗客が激減したため、今ではさざなみ号はラッシュ時にしか運行していない。どうせスジが空いているならわかしお号を5両編成にして上総一ノ宮までは30分間隔で走らせてほしいものだが、昼間のさざなみ号減便で空いたスジは武蔵野線の東京駅乗り入れ用のスジになってしまった。

海浜幕張から東京までの所要時間は24分である。快速の所要時間が29分であることを考えれば全然速くない。しかし特急に乗車中には煩わしくないので時間の経過が早く感じられる。途中ノンストップなので検札の時以外は静かで落ち着いているからである。また、通勤電車と違って窮屈でないのも時間の経過が早く感じられる理由の一つである。おかげで電車に乗っても疲れない。

特急料金は自由席で500円だが、時間を有効に活用できるので、時間の機会費用の高い人にとっては悪い話ではない。特急券を買う方法はいくつかある。一つは車内で現金で払うことである。普通列車のグリーン車と異なり、車内で購入しても割増料金はかからない。その代わり、着席に対する対価ではなく速度に対する対価なので、万一座れなくても払い戻しは無い。車内補充券発行機はSuicaに対応していないので、現金払いのみである。時間に余裕があれば、駅の券売機で買うこともできる。ホームの券売機は現金のみ、コンコースの緑色の券売機では現金またはカード式のSuicaが利用できる。コンコース左端の紫色の指定席券売機では、クレジットカードも利用できる。

「房総料金回数券」というのもあるが、自由席用が4枚綴り2000円であり、東京と海浜幕張との間を利用する限り、価格面でのメリットは無い。有効期間1ヶ月である。特急券を購入する手間が省ける程度だが、どのみち車内で購入することもできるので、利便性においてもメリットは無い。

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