木曜日, 3月 30, 2006

カルフールのインスタントコーヒー

普段はインスタントコーヒーを飲まないのだが、「ネスカフェですらヨーロッパ向けの方が日本向けよりもおいしい」という記述を見て、どんなのが売っているのか気になったのでインスタントコーヒー売場を覗いてみた。

まず、ネスカフェクラシックはフィリピン産だが、原材料の産地がインドネシアと書いてあるので、これは間違いなくロブスタだろう。Taster's Choiceは米国産である。米国ではネスカフェとTaster's Choiceとが合併して、Taster's Choiceの方のブランド名を使用している。アメリカのコーヒーは高いのはおいしいのだが、安物は値段相応の味なので、これもあまり当てにならない。

ヨーロッパ産のはないかと思ったら、カルフールブランドのとN1商品のインスタントコーヒーがあって、両方ともドイツ産である。N1の方が安そうな豆を使っているが、実際に飲んでみないとどの程度の味なのかわからない。カルフールブランドの方は日本のネスカフェゴールドブレンドと同じくらいの値段なので、価格面での優位はない。だたしコロンビア100パーセントと、インスタントコーヒーにしてはかなりきばっている。パッケージはネスカフェゴールドブレンドのパクリのようなそっくりなデザインである。両方並んでいると紛らわしい。N1はもう一回り安くて、ネスカフェクラシックと同じくらいの価格帯である。おそらく豆の値段の違いだろう。これも同様にネスカフェクラシックそっくりなパクリデザインのパッケージである。オリジナリティーを重視するはずのフランス人でもこういうパクリを行うというのは新鮮である。

あとはすべてネスレ日本などの日本企業による商品だったので、「ネスカフェですらヨーロッパ向けに負けている」日本市場向け製品ということになる。

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