日曜日, 2月 12, 2006

新型緑電話

最近新型の緑電話を見かけた。ICカード公衆電話が廃止されたのは知っていたが、グレーの公衆電話までいつの間にか廃止されてしまったのだろうか。それとも、公衆電話にISDNの線を新規引くのをやめてしまって、グレーの電話を設置しないことにしたのだろうか。少し調べてみたら、ISDNのままで、グレーの電話からモジュラージャックが撤去された仕様らしい。あと、2005年1月頃から導入が始まったらしい。だいぶ経過しているにも関わらず私が気がついたのはつい最近である。

携帯電話が普及して公衆電話が減少している中で、敢えて緑電話の新型が導入されるとは思わなかった。グレーの電話が無くなるのはわからないでもない。ブロードバンドやAir H"が普及したおかげでPPP接続も使われなくなってきたからである。それでも公衆電話に新型機が導入されるというのは意外である。てっきり旧型機の撤去に伴う自然減で対処するのかと思っていた。

NTTはICカード電話に移行したかったに違いないが、やはり磁気カードと互換性の無いシステムだったせいで普及しなかった。せめて磁気カードとICカードのハイブリッド型を投入していれば移行に成功したかもしれない。JRの自動改札だって磁気カードとICカードの併用期間をしばらく置いてから磁気カードを廃止した。NTTとしては、複数台の公衆電話のあるところで磁気カード電話とICカード電話の両方を設置すればよいと考えたのだろうが、これだと1台しか公衆電話の無い所ではICカードを使えない。ICカードだと使えない場所があって、磁気カードならどこでも使えるというのなら、依然として磁気カードを持ち続けるだろう。それにイオカードやオレンジカードと違って、テレホンカードの蓄積がかなりあったからだろう。しかしこれは同額のICテレホンカードに無償で交換すれば済んだはずである。

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