カルフールのケーキは安い割にあなどれないそうなので、試しにチーズケーキを買ってみた。2個で350円のが50円引きだったので、1個当たり150円である。
食べてみると、特に高価な材料を使っているわけでもないし、特に変わったものを使ってるわけではない。そのため、基本的には材料相応なのだが、安いなりに味の組み立てがしっかりしていて、1個350円から400円くらいで売っているいい加減なチーズケーキよりもおいしい。もちろん、おいしいというのは値段の割にはという意味だが、それでも肩肘張らずに気軽に食べられる普段用のお菓子の中ではなかなかおいしい。
安くてもここまでできるというのは和菓子では珍しくないものの、洋菓子では珍しい。この価格と味なら、和菓子に対しても競争力がある。食べ物の味はこうでなければならないという基本が確立していて、きちんと味を組み立てれば、安くてもそこそこおいしくなるわけで、和菓子はもちろんそうなっているのだが、洋菓子には本物が少ないため、本物の和菓子に太刀打ちできないのである。本物に対抗できるのは本物だけである。本物というと高級品を思い浮かべがちだが、そういう特殊なカテゴリーだけまともでそれ以下のレベルは話にならないのは、その文化がその程度のレベルでしか定着していないからであり、安物も安物なりにしっかりしているのが、本来の姿である。
土曜日, 2月 25, 2006
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